人事部の人間のコミュニケーション


「苦労」語れなくて、若者のノンプア・コンプレックスの壁
(AERA:2005年12月19日号)


この際、貧乏だったとか貧乏じゃなかったとかそういうコンプレックスはどうでもいい。次の面接官の会話がいかにコミュニケーションスキルに欠けるものか?

 「君、出身はどこ?」

 「東京です」

 「ふーん」


「ふーん」って(笑)
キャバクラと違うんだからさ(笑)

 「大学では何をやってたの?」

 「専攻は英文学です」

 「あ、そう。スポーツは?」

 「いや、見る方が専門です」


「英文学」についてもっと聞いてあげて(笑)「あ、そう。」ってのはないだろう(笑)


これって「話し手―聞き手」だから、↑上みたいな不自然な会話になるってわけじゃぁないよね。だってタモさんとかさんまさんとか、あと素人だったらホストとかホステスとかみんな相手の言ってることをとりあえず聞こうとする態度は示してるっつうのにね。


結局、「お前(=大学生)にはコミュニケーション能力がない」って言い切れるのって、あんたがた面接官が高みにいるからだろうが!!!コミュニケーション能力ていう人間の「一大能力」を語るんじゃねぇよ。お前らが言えることは、せいぜい「面接であんまりしゃべらないね」くらいだっつうの。

「コミュニケーション能力の有無」って、「権力の有無」の言い換えじゃないかって気がする件

コミュケーションが取れないのはコミュニケーション能力がない人間のせいだ、という考え方は、現実の力関係を反映しているだけじゃないかと思える。

これって就活にもぴったり当てはまるだろうな。